こちらのページは市議会、選挙、政治活動などで、あまり知られていない内容(知っている方には申し訳ございません)をわかりやすく簡単にまとめたページです。
知っていること知らないこと、いろいろあると思いますが、このページでは「へー、そうなんだー」と思えることを出来る限り掲載したいと思います。
「会派について」:2015年6月13日
今回は大府市の政務活動費についてを題材としようとしたのですが、この政務活動費は会派の活動の経費。このため今回は、「会派」について。大府市議会では、会派は
自民クラブ [8名]
市民クラブ [6名] (私、木下ひさ子の所属クラブ)
日本共産党 [2名]
公明党 [2名]
無所属クラブ [1名]
の5会派。この「会派」は、同じ政策・主義・目的を持つ議員がグループを結成して集まった団体です。届出をすることで会派として認められます。この会派は政党で結成する場合や複数の政党やグループ等が一緒になる統一会派のような形態とさまざまです。たとえば同じ政党の公認・推薦で当選した議員が別の会派に所属することもあります。政策や目的が同じであれば会派として成り立つのです。同じ気持ちを持った者どおしのグループということですね。会派の所属人数も重要となっています。たとえば正副議長の選任、各委員会の情報などメリットはさまざまです。一般質問でどのような質問をしているのかを個人別ではなく、会派で見てみるのも、また違った見方ができるかもしれませんね。
「選挙後のあいさつ行為の制限って?」:2015年5月20日
前回は選挙についてでした。せっかくですのでもう一つ重要なことを。
選挙の投開票後、当選、落選いろいろありますが、当選した場合、もちろん有権者に対してお礼を言いたいのはだれでもが思うことです。近所の方や、お世話になった方々など「ありがとうございました」と言ってまわりたいものです。
しかし、これが問題です!これは公職選挙法で制限されており、いろいろできないことが多いのです。具体的には、
- 有権者(市議会選挙の場合は大府市内の住民の方々ですね)の方々を訪問してあいさつをすることはだめ。
- 当選ありがとうございました!という内容の文書等を配布したり、掲示したりすることはだめ。
- 当選の祝賀会や集会を開くことはだめ。
- 「このたび当選しました****です」というように言い歩くことはだめ。
というようにいろいろだめなことがあります。言いたいのに言えないという状態になるわけです。このため、よく「政治家は選挙前はお願いしますといって握手やお願いをするけど、当選すると冷たいよね。」ということを聞きませんか?実はこれ、上記のような制限があるため、したくてもできないということなんです。ただしすべてがダメなわけではなく、下記のような事項はOKです。
- 特定の方への自筆(代筆や印刷はだめ)の信書
- インターネット等を利用したあいさつ(ホームページなどでの当落のあいさつなど)
そのほか、道を歩いていてお会いした方がおめでとうございますといって挨拶してきた場合はもちろん返事をすることまでは制限ありませんので、その場でのお礼はしてもよいです。選挙には選挙中だけでなく、選挙後まで制限があることを知っていただければと思います。
「選挙カーと道路交通法について(大府市)」:2015年5月8日
選挙期間中に昼間に突然訪れるスピーカー音。選挙カーですが、以外に知られていないことがたくさんあります。
たとえば選挙カーは候補者1人につき1台と決まっています。複数台はダメなんです。
時々、「一方通行なのに選挙カーが逆走している!」という声も聴きますが、実はこれはOKなんです。実は選挙カーは道路交通規則の規定の対象外の車両として定められているので、「助手席でシートベルトしていない」という点についても選挙運動中はベルトの装着は免除されるのです・・・。
としても、運動を見ている側としてはどう感じるか?ということを考えて活動することも大切であると思います。
もう一つ。選挙カーに乗っている人が腕章をしているのを見たことありませんか?選挙カーに乗れる人は運転手が1名のほかに、規定の腕章を付けた人が4人、合計5人までなんです。選挙カーを見かけたら、人数や腕章を付けているかチェックしてみてくださいね。